東京都杉並区の犬・猫・ウサギ等の小動物対象とした動物病院

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歯のおはなし

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犬・猫の歯について

『歯』と言うと犬・猫自身はあまり気にすることは無いかもしれません。飼い主さんが気になっていても確認するのは意外と大変かもしれません。ましてや人のように毎日歯磨きなんて難しいですよね。
しかし動物にとって『歯』はとても重要な道具であり、健康を維持するめの重要な器官なのです。
そんな大切な歯についてお話ししましょう。

歯の構造例(犬歯)

先ずは歯の構造からです、これはヒトでも犬・猫でも大きく変わりません。

エナメル質
生体中で最も硬い組織であるエナメル質はハイドロキシアパタイトの結晶成分からなっています。
象牙質
象牙質は歯の主要な構成組織として、歯冠部はエナメル質により、歯根部はセメント質によって覆われています。象牙質は骨よりも硬く密である。また歯髄を保護する役割があります。
歯髄腔
神経・血管などからなっています。歯へのいかなる刺激も痛覚として感じとられます。
歯の構造はとてもシンプルです。単に外層のエナメル質、中層の象牙質、そして内側中心部の歯髄組織からなっています。エナメル質がセメント質に置き換わっていることを除けば、同じ構造が歯根まで続いています。歯根部は歯槽骨により支持され、その周りを歯肉で覆われています。
歯の生え変わり
生後1ヶ月より乳歯が出てきます。そこから2~3ヶ月で乳歯が生え揃います。(犬の完全な乳歯の本数は28本、猫は26本)
永久歯は早い子だと生後3ヶ月位から生え変わり始め、6~7ヶ月で総ての歯が永久歯となります(永久歯の完全な歯の本数は42本、猫は30本)
ただし歯の本数に関しては個体差・品種差があります。

お家のワンちゃん・ネコちゃんのお口の中をちょっと覗いて見てください、こんな写真のような歯になっていませんか??
写真の歯表面の黄色い物がついています、これは既に歯垢(プラーク)から歯石に変化していますね。そして歯肉も通常では綺麗なピンク色ですが若干赤味をおびています。歯肉炎を起こしてきているようです。
歯垢や歯石のつく原因や速度は個体によって差があるようですがやはり年齢や食餌に大きく関係があるようです。

歯垢(プラーク)とは?
人でもプラーク・コントロールという事を良く聞くと思われますがプラークは主に細菌で構成され、歯にネバネバ固着している灰黄色の物質です。
プラークは歯肉と歯の間に入り込み歯肉炎の原因となります。このプラーク中のリン、カルシウムなどの無機質の濃度が増大することで歯石へと変化していきます。歯石自体はプラーク程歯に影響がある訳ではありませんが歯石の表面はゴツゴツしているため更にプラークを付けやすくしてしまい歯石が厚くなるという悪循環を起こしてしまいます。

歯石への変化はどのくらいの時間?
さて、このプラークから歯石への変化はどのくらいの時間で起きるのでしょう??
正解は・・・・2~3日だそうです。
歯石や歯垢は歯だけに影響を及ぼすだけでく、口腔内の細菌が腎臓病や心臓病原因にもなります。
写真のように既に歯石になってしまった物は自宅で歯ブラシやガムで取ることはできません。
一度付いてしまった歯石は病院で全身麻酔を使用しきれいにスケーリングを行わなくては除去することができません。

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